こんにちは。
世間ではまだまだ新型コロナウイルスが流行っていますね。
新型コロナウイルス感染症にかぎらず、糖尿病患者さんは、白血球がバイ菌を食べる力(貪食能)や殺菌する力が低くなるといわれ、このため、肺炎などの感染症にかかりやすく、また、治るまで時間がかかったり、重症化しやすいといわれています。(糖尿病診療ガイドライン 2019 日本糖尿病学会 編・著)
さらに糖尿病だけでなく、脂質異常症も、新型コロナウイルス感染症の増悪因子といわれています(日本内科学会 緊急シンポジウム 2020年4月12日)。
こんな今だからこそ、改めて生活習慣を見直して身体を整えていきましょう。
食事面で今できることをご紹介していきたいと思います。
免疫力を高めるためには、腸内環境を改善し、その働きを活発にすることが大切です。
そのためには、まず第一に
「栄養バランスの良い食事」
をすること。
ある特定の食品を食べれば、免疫力が高まるというわけではありません。
食べ物にはそれぞれ色々な栄養素がはいっているということを意識しながらも、バランスよく食べることが一番大切です。
これだけを食べればバッチリといった食材は残念ながらないのです。
では、バランスのいい食事とはどんなものでしょう。
それは、主食、主菜、副菜がそろったお食事です。
●主食
ごはん、パン、麺、芋
→こちらから1品。
●主菜
肉、魚、たまご、大豆をつかったおかず
→こちらからも1品。
●副菜
野菜をつかったおかず
→ここは1〜2品。
野菜といえばサラダといわれる方も多いですが、煮物でも炒め物でもかまいません。
野菜に多く含まれる食物繊維は、腸内細菌のエサとなって腸内環境を整える働きがあります。腸内環境は免疫力との関わりが深いため、積極的にとりたいですね。
簡単3点セット。ちょっとの意識で誰でもできそうですよね。
お家で料理を作るときも、テイクアウトをするときでも、このポイントをおさえればばっちりです。
お食事をするときに全て揃っているか確認してみてくださいね。
三密をさけて、自宅にこもっていると、運動不足になり、食事面で十分に気をつけていかないと、糖尿病や脂質のコントロールが悪くなってしまいます。
自己管理・規則正しい生活リズムと食生活を維持し、体調を整え乗り切りましょう。